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結局賃貸と購入はどっちがいい?多くの方が購入を選ぶ理由とは

投稿日:2022年4月25日 更新日:

悩む夫婦

2020年からの新型コロナウイルス拡大の影響から、自宅を購入しようと考える人が増えています。

自宅購入の最大のメリットは賃貸より費用がかからないことです。また、老後の生活への安心感や、資産運用になることもメリットです。

一方で賃貸にも、自由に住み替えられるなどのメリットがあります。

本記事では、購入を考える人が増えた現状と、賃貸と購入でかかる費用の差、それぞれのメリットについて紹介します。
購入物件に関してはマンションでなく、一戸建て住宅を想定して紹介します。

賃貸と購入はどっちを選ぶ人が多い?

総務省の調査によると、持ち家に住んでいる人の割合は6割を超えています。また、2020年以降の傾向としてコロナ禍で、持ち家志向が高まっています。

ここでは、持ち家が多い現状について紹介します。

6割以上が持ち家

総務省の「平成30年住宅・土地統計調査」によると、2018年の持ち家住宅率は61.2%です。

持ち家住宅率が分かるグラフ

総務省 「平成30年住宅・土地統計調査」より

これは1978年の60.4%から微増してはいるものの、ほとんど変わらない数値です。つまり、40年以上前から持ち家住宅率はほとんど変わっておらず、今後もしばらく続くと予想されます。

取得方法は新築が一番多い

同調査で住宅の取得方法を調べたところ、新築が一番多かったことが分かります。持ち家の主な取得方法と割合は下記のとおりです。

持ち家の取得方法 割合(%)
新築(建て替えを除く) 30.2
新築の住宅を購入 22.5
建て替え 17.2
中古住宅を購入 14.7

建て替えを除く新築の割合が全体の30%、建て替えや新築の購入をした人も含めると70%近くが新築を選択しています。

これは中古物件を購入した15%と4倍以上の差があります。日本人の新築好きが表れた結果です。

コロナ禍で持ち家志向が高まった?

スマートアイデア株式会社の「コロナ禍の住宅購入・住宅ローン意識調査」を見るとコロナ渦で持ち家思考が高まったことが分かります。

この調査では、10%強の人がコロナ感染拡大前後で住宅購入の意識が変わったと回答しています。

コロナ渦で住宅購入希望者が増えたことが分かる図

スマートアイデア株式会社の「コロナ禍の住宅購入・住宅ローン意識調査」より

そして、その中の70%以上が持ち家志向に変わったと回答しています。これは、コロナ禍によって住宅購入に慎重になった人の2倍以上の割合です。

持ち家思考の人が多いことが分かる図

スマートアイデア株式会社の「コロナ禍の住宅購入・住宅ローン意識調査」より

また、移住を検討している人の中で、住宅購入を検討している人は55%を超えています。これはコロナ禍によって、リモートワークが普及したことが要因としてあげられます。

移住を検討する人が増えたことが分かる図

スマートアイデア株式会社の「コロナ禍の住宅購入・住宅ローン意識調査」より

このようにコロナ禍によって持ち家志向が高まっていることが分かります。

彦根市の持ち家住宅率は全国平均を上回っている

滋賀県の公表する「統計だより」によると滋賀県全体と彦根市の持ち家住宅率は下記のとおりです。

滋賀県全体(%) 彦根市(%)
持ち家住宅比率 71.6 66.6

彦根市の持ち家住宅率は全国平均の61.2%を上回っています。また彦根市のみならず、滋賀県全体の持ち家住宅率が高く、7割以上の人が持ち家のようです。

賃貸と一戸建て購入でかかる費用を比較

一戸建て住宅を購入するか、賃貸にするかを決める際に、重要になるのが費用です。そこで実際にどのくらいの費用がかかるのかシミュレーションしました。

条件として、滋賀県彦根市の平均的な住宅を想定しています。購入する年齢を35歳に設定しました。これは、一般的に住宅購入するのが30代から40代だからです。また、住み終わりの年齢を85歳にしました。これは日本人の平均年齢が80歳を超えているためです。

35歳で自宅を購入した場合

公益社団法人であるハトマークの「物件概況」の平均値を元に住宅を購入した場合の費用を紹介します。

物件取得にかかる費用

滋賀県彦根市の平均的な物件は、2022年4月時点で、延床面積125㎡、購入価格2,353万円でした。

購入時の諸費用は、新築一戸建ての場合で約6〜9%かかります。
よって、購入価格の9%かかったとすると、諸費用は約211万円になります。

そうすると購入価格は約2,564万円になります。

購入費用と諸費用は合わせて約2,564万円ですが、この全額を1.4%(2022年4月時点のフラット35の金利)、元利均等、35年ローンで返済すると、支払い総額は約3,244万円になります。

毎年かかる費用

毎年かかる支出として、税金と保険料があります。

彦根市の場合、固定資産税に加えて都市計画税も必要です。固定資産税は固定資産税評価額の1.4%、都市計画税は固定資産税評価額の0.3%と決まっています。

よって、固定資産税評価額の1.7%を毎年納める必要があります。
彦根市の固定資産税評価額の平均は1㎡あたり約3万円ですので、平均的な広さの125㎡では375万円です。

そのときの固定資産税と都市計画税の合計は、約6.4万円です。

保険料は、火災保険と地震保険を併せて、年間約3万円です。

よって、50年でかかる費用は、(税金6.4万円+保険料3万円)×50年=約470万円です。

一時的にかかる費用

一時的にかかる費用として、修繕費があげられます。50年住むと、外壁や水回りを1〜3回修繕する必要があります。

2016年にアットホーム株式会社が行った「一戸建て修繕の実態」では築50年の一戸建てにかかった修繕費用は平均で750万円という結果でした。

 

50年間の費用

上記の金額を合計すると、3,244万円+470万円+750万円=約4,464万円です。

生涯賃貸で過ごした場合

同じく公益社団法人であるハトマークが出す「物件概況」の平均値を元に賃貸で暮らす場合の費用を紹介します。

家賃の支払い

滋賀県彦根市の平均家賃は、2022年4月時点で、以下のとおりです。

間取り 平均賃料(万円)
1R 4.55
1K・1DK 3.39
1LDK・2K ・2DK 4.96
2LDK・3K・3DK 5.45
3LDK・4K・4DK 6.54
4LDK以上 11.68

35歳から60歳までは子どもがいたり、仕事部屋も欲しいなどの理由で、4LDKに住むとします。61歳から85歳までは子どもが独立し、夫婦2人だけになると仮定し、2LDKに住んだとします。

この条件での家賃支払いは、11.68万円×12カ月×26年+5.45万円×12カ月×24年=約5,213万円です。

また、車を所有している場合は、家賃に駐車場代が上乗せされます。
車1台を月3,000円で50年間借りる費用は、3,000円×12カ月×50年=180万円です。

50年間の家賃と駐車場代の合計は約5,393万円です。

その他の費用

引っ越すたびに、敷金、礼金、仲介手数料、保証料、カギの交換費などがかかります。今回は費用を削減するため、1回しか引っ越さないことにします。

入居費用を家賃の4カ月分として計算すると、35歳の時に約46.7万円、60歳の時に約21.8万円となります。合計すると約68.5万円です。ただし、引越し費用は含んでいません。

また、定期的に更新料と火災保険料がかかります。更新料は地域によってかからない場合もありますが、2年ごとに1カ月分の家賃を支払うのが一般的です。

4LDK時代に12回、2LDK時代に11回支払うと、合計で約200万円かかります。

火災保険は年間数千円ですが、今回は2,000円として計算すると、50年で10万円です。

50年間の費用

すべてを合計すると、5,393万円+68.5万円+200万円+10万円=約5,671.5万円になります。

賃貸と購入でかかる費用を比較

上記のシミュレーション結果では、35歳から85歳までの費用を計算しました。35歳で家を購入して85歳まで過ごした場合の費用は、4,465万円です。一方の賃貸は61歳で小さな部屋に引っ越したにも関わらず、約5,671.5万円でした。

費用の面から見ると、一戸建てを購入した方が1,000万円以上の費用を抑えられます。

また、購入した場合、50年後に土地が残ります。売却すれば1,000万円くらいになるかもしれません。相続時に現金より土地で相続した方が相続税を節税できるメリットもあります。

結局、賃貸と購入どっちが正解?

相談する男女

上記では、費用面をシミュレーションしました。その結果から、購入の方が費用を抑えられそうです。しかし、住宅は費用面だけで決めるものではありません。そこで、費用面以外のメリットについても紹介します。

購入によるメリット

費用以外にも購入によるメリットはたくさんあります。たとえば以下のとおりです。

  • 建て替えやリフォームが自由にできる
  • 間取りを自由に決められる
  • 老後の家賃支払いの心配が減る
  • 老後に家を借りられなくリスクを回避できる
  • 住まなくなっても、貸し出すことができる
  • インフレに強い

特に老後の不安が減るのは大きな効果ではないでしょうか。

賃貸にメリットはないの?

賃貸にもメリットはあります。以下のような点を重要視する方は賃貸を検討するのもよいでしょう。

  • ライフスタイルに合わせて、引越しができる
  • 常に新しいところに住み替えることもできる
  • 自分で修理する必要がない
  • 自分で税金を払う必要がない

自由に住み替えられることや、修理などを自分でしなくてよいことが精神的に楽という人には、賃貸の方が向いているかもしれません。

迷ったらぜひご相談ください

費用面や老後の不安を少なくするには、購入の方がメリットはあります。しかし、賃貸で自由に住み方を変えられることに最大のメリットを感じる人もいると思います。

もし、どちらにするか迷っていたら、ぜひ当社にご相談ください。
お客様のライフスタイルや価値観をお聞きした上で、最適なご提案をさせていただきます。

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