彦根市で新築物件を購入するに当たり、重要なポイントとはどういったものがあるのでしょか。
彦根市にて新築物件に住むための住まい選びの流れや、諸費用などについて横断的に紹介します。
彦根市で新築物件に住む
彦根市は琵琶湖の東北部の中核都市として人気があります。
古くから交通の要所として栄え、江戸時代には城下町として本格的な歩みが始まり、現在も歴史的・文化的な風情を色濃くとどめる魅力あふれる街の一つです。
単に歴史があるだけでなく、びわ湖と鈴鹿山系に囲まれた豊かな自然の恩恵を十二分に味わえることも大きな魅力です。
人気の彦根市で新築物件に住むために必要な情報をまとめましたので紹介します。
入居までのスケジュール
一口に新築物件といっても、戸建住宅とマンションに大きく分類されます。
さらに戸建住宅は注文住宅と建売住宅にわかれ、それぞれ入居までのスケジュールが異なります。
入居までのスケジュールについて、一般的な流れについて紹介します。
注文住宅の場合
注文住宅は「イメージづくり」から始まります。
続いて資金計画を立て、土地や施工会社の検討に入ります。
具体的な土地探しや施工会社を決定したあと、土地購入と工事の契約に至ります。
建物の具体的なプランニングや設計を進め、建築確認申請の準備とともに住宅ローンの契約が必要になります。
そしていよいよ住宅工事着工となり、約4カ月~12カ月をかけて住宅が完成します。
建売住宅の場合
建売住宅を購入する場合、インターネットや広告で物件を探す必要があります。
希望条件にヒットする物件を複数見に行くのが一般的です。
気に入った物件が見つかった場合、内覧後に購入の申込みをします。
物件の申込みと同時に住宅ローンの事前審査の申込みが必要になる場合があります。
審査に問題がない場合は売買契約の締結となり手付金を支払うのが一般的です。契約とともに住宅ローンの本審査申込みを行います。
ローン審査が無事に完了したあとは残りの代金を支払って物件の所有権の移転登記を行います。
マンションの場合
マンション購入の場合は、すでに完成している物件と事前申込みの2種類があります。
まずは総予算と希望エリアを決めます。特にマンションは立地条件で金額も大きく変わるため、予算に応じた物件探しが重要です。間取りや設備もしっかり調べ、希望予算にあった物件探しを始めます。
すでに販売を開始している物件や内見できる物件は、実際に現地に足を運んで確認しておきましょう。
希望条件に合うマンションが決まったら、購入申込みをします。物件の申込みと同時に、住宅ローンの事前審査の申込みが必要になる場合があります。また、売買契約の締結には手付金が必要になります。
手付金を振込んだあと、重要事項説明を受けて売買契約が締結されます。購入代金の残額が決済されると物件引き渡しです。
彦根市で取引される住まいの広さはどれぐらい?
国土交通省が公開している「土地総合情報システム」より彦根市で行われた取引の平均平米数を算出しました。こちらは新築に限らず過去5年間に行われた取引によって算出しています。
物件種別 | 平均平米数 |
戸建て | 128㎡ |
マンション | 66㎡ |
彦根市における戸建ての平均平米数は128㎡でした。対してマンションの取引平均平米数は戸建ての約半分の66㎡でした。
彦根市で新築に住むにあたっての準備物
彦根市で新築住宅に住む場合、事前に準備をしておく必要があるものを紹介します。
引っ越し会社選び
当然ですが、現在住んでいる家の家具や荷物を引っ越す必要があります。
季節によっては希望通りの日程で引っ越し屋さんが確保できないことがありますので早めに準備しておきましょう。
また、見積もりは複数社に依頼してじっくり比較することをオススメします。
不用品の処分
新築住宅への引っ越しの際に不要になるものや大型のゴミなどは早めに処分しておく必要があります。
家具や物品の種類によっては専門業者が必要になる場合がありますので早めに確認しておきましょう。
電話やインターネット回線の契約
新築住宅に引っ越してから電話やインターネット回線を契約することも可能ですが、数日から数週間は不便な生活を強いられてしまいます。
引っ越した日からすぐに利用できるように手続きを早めに済ませておきましょう。
ガス・電気・水道の手続き
電話やインターネット回線のように事前の工事は必要ありませんが、引っ越したその日に利用できるようにガス・電気・水道の手続きを行っておきましょう。
新しい家電・家具の購入
すべての家電・家具を新しい住居に移動する場合は関係ありませんが、新居なら新しいものをそろえたいという人も多いようです。
新しい家電・家具を購入する場合、設置する場所や大きさの確認が必要です。
また、引っ越し直後に搬入できるように調整しておく必要があります。
エアコンの準備
エアコンが設置されていない場合は早めの購入と設置の申込みをしておきましょう。
繁忙期になると設置業者が希望通りの日程で確保できないことがあります。
真夏や真冬の場合、エアコンが無くては生活ができませんので注意が必要です。
雪の対策
彦根市は冬になると降雪があるエリアです。
豪雪地帯のような雪下ろしの道具は必要ありませんが、雪かきの道具や長靴、車のタイヤチェーンなどは準備しておくと良いでしょう。
テレワークの環境充実度で彦根市が第一位
新型コロナウイルスの影響で、仕事のスタイルが大きく変化しました。自宅や貸しオフィス等を利用したテレワークが全国的に広がっています。
そんな環境下でもっとも注目を集めているのが彦根市です。
彦根市は人口10万人以上の285市区を対象としたテレワークに適した環境が整っているかどうかを分析と採点したところ首位を獲得した街です。
静かで落ち着いた雰囲気の彦根の城下町はすてきなお店も多く、充実した休日を過ごすには適した場所です。
関西や中京圏の主要都市へのアクセスもよく、新幹線を利用した都心への移動にも好条件な街です。
テレワーク環境の整備も進んでいるため、今後ますます彦根市への移住が加速するのではないかと予測されています。
参考:
日本経済新聞 テレワーク、地方に磁力 環境充実度1位は滋賀・彦根
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彦根市で新築に住む際の物件以外の費用
彦根市で新築に住む場合、必要になる費用は物件購入費だけではありません。
引っ越し費用や新たに購入する家具や登記などに必要になる諸費用を用意しておかなければなりません。
新居に住み移るには何かとお金が必要になるため、物件以外にどのような費用が発生するのかを知っておきましょう。
また、税金などの控除や補助金や給付金も上手に活用するようにしましょう。
彦根市の土地相場
彦根市内で新築物件を取得する場合、土地の価格を把握しておく必要があります。
大都市圏と比較して彦根市内の地価は安価になりますが、市内でも場所によって価格は変動します。
また、周辺都市の価格も把握しておくことにより、上手な資金計画を立てることが可能になります。
滋賀県彦根市の地価平均は「16万2783円/坪単価(2021年発表彦根市の公示地価平均値)」となっています。
20年近く価格の大きな変動はありませんが、人気のエリアだけに今後は価格が上昇する可能性も否めません。
ちなみに彦根市の周辺都市の地価は、野洲市で平均20.7万円/坪、近江八幡市で平均20.0万円/坪、湖南市で平均12.7万円/坪、東近江市で平均12.6万円/坪となっています。
新築住宅にかかる税金
新築住宅を取得する場合、主に3つの税金が必要になります。
税金の内容と支払時期について説明します。
印紙税
印紙税とは、契約書に貼る印紙代のことです。
契約時に収入印紙を貼り付けて納税するので契約時に必要です。
登録免許税
登録免許税とは、取得した土地や家屋の登記をする際にかかる税金です。
支払時期ですが、登記申請と同じタイミングでの支払いが必要です。後払いや先払いではないので注意が必要です
不動産取得税
不動産取得税とは、土地・建物の不動産の取得に対してかかる税金です。
支払時期は不動産の移転登記してからおよそ5カ月後に納税通知が届きます。納税通知が来たら支払いが必要になります。
要件を満たすことで、不動産取得税が軽減される場合や、土地を取得した後、その土地の上に軽減対象となる住宅を建てる予定の場合などには、不動産取得税の徴収を猶予する制度もあります。
新築物件の控除
新築物件にはさまざまな税金や諸費用が必要になりますが、逆に控除や給付金が受けられるものもあります。
上手に活用して物件購入費用や税金に充てましょう。
住宅ローン控除
新築物件に適用される控除は「住宅ローン控除」がもっとも有名です。
住宅ローン控除とは、住宅ローンを借りて家の新築や購入等をする場合、所得税の一部が10年の間控除される制度です。
10年間で最大400万円の控除が受けられるため、しっかり活用しましょう。
すまい給付金
給付金では「すまい給付金」があります。
「すまい給付金」は一定以下の収入の人が住宅ローンを借りて住宅の購入や新築する場合、最高50万円の現金がもらえる制度です。
当制度の実施期間中に取得した住宅に入居すると利用が可能です。
住宅取得費補助
彦根市ではこの他に「住宅取得費補助金(彦根市移住促進住宅取得費補助金)」があります。
周辺市町を除く市外からの移住者が住宅の取得や新築で居住する場合、取得費用の一部を補助する制度です。
さらに「移住者向けの住宅ローン」や「東京圏からの移住支援金」などもありますので上手に活用するようにしましょう。
参考:
滋賀県の住宅に関する補助金はこちらでも詳しく解説しています。
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彦根市に強い不動産会社へ相談する
彦根市は全国的にも空き家が多い街だといわれています。
情緒あふれる空き家を購入してリフォームする方法もありますが、やはり住むなら新築物件がオススメです。
彦根市で良質な新築物件を探すなら、彦根市に強い不動産会社に相談するようにしましょう。
戸建住宅とマンションから選ぶ
前述のように新築物件は戸建住宅とマンションに分類されます。
土地代が高い大都市圏では予算面でマンションに軍配が上がりますが、彦根市で新築物件を購入するなら戸建住宅がオススメです。
都市圏と比較した場合、移動の手段は車がメインです。
通勤や買い物に車を利用する機会が増えるため、駐車スペースの近い戸建住宅が便利です。
マンションの駐車場は住戸から離れてしまうため毎日の移動に負担を感じてしまうかもしれません。
高層階からの眺望を優先しないのであれば立地条件の良い戸建住宅をオススメします。
建売住宅と注文住宅から選ぶ
戸建住宅にも建売住宅と注文住宅があります。
建売住宅の大きなメリットは完成した物件を直接見て選べることです。
建築のプロでもない限り図面を見るだけでは、高さや奥行きなどを容易に想像はできません。
実物の家が存在している建売住宅は自分の目で確認しながら家具の配置などを考えることができます。
また、注文住宅に比べて短期間で取得することが可能です。逆に注文住宅のメリットは希望の間取りやデザインが選択できることです。
住環境の良い彦根市なら、仕事や休日も満喫できるようなこだわりの注文住宅を手に入れることも夢ではありません。
建売住宅と注文住宅のメリット・デメリットをしっかり理解して、希望条件に合う方法を選択しましょう。
彦根市の不動産探しで失敗しないコツ
彦根市は住環境で人気のあるエリアとはいえ、京阪神や名古屋などの都市圏とは異なった独特の文化を有した街です。
彦根市で賢く新築物件に住むためには、彦根市の物件情報に精通した不動産会社を上手に活用しましょう。
大手不動産会社も彦根エリアでは活躍していますが、地域性や風習まで熟知した不動産会社の情報に勝るものはありません。
新築物件は購入して終わりではありません。
購入後も地域特性を大切にしつつ、近隣住民とも共存共栄していく必要があります。
だからこそ、地元に密着した濃厚な情報を持っている不動産会社こそもっともオススメです。
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