滋賀県長浜市の土地や戸建てなどの、不動産の取引相場や価格傾向について解説します。滋賀県長浜市の不動産は売り時なのでしょうか。また売却の相談はどこに依頼すれば良いかもご紹介します。
滋賀県長浜市の不動産を実際に売る際の流れについてもまとめました。
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長浜市の不動産売却価格や相場、傾向を解説
滋賀県長浜市の不動産取引データを、国土交通省の「土地総合情報システム」から過去5年分を集計して紹介します。「土地総合情報システム」は、不動産取引をした人に対してアンケートを行い、回答データを取引事例として公開しています。
長浜市の中古戸建ての売買取引相場
2020年、滋賀県長浜市では58件の中古戸建ての売買取引がありました。平均取引価格は1,455万5,614円、戸建ての平均面積は79.0坪、平均坪単価は24万6,923円でした。
滋賀県長浜市の中古戸建て売買取引データ
取引年次 | 平均売却価格 | 平均坪数 | 平均坪単価 |
2020年 | 1,455万5,614円 | 79.0坪 | 24万6,923円 |
2019年 | 1,613万2,407円 | 66.6坪 | 29万873円 |
2018年 | 1,448万円 | 74.4坪 | 25万4,380円 |
2017年 | 1,652万4,000円 | 96.8坪 | 25万6,694円 |
2016年 | 1,660万6,122円 | 77.7坪 | 28万936円 |
2020年、長浜市の中古戸建て売買取引が最も多かったのは田村町地域で、4件でした。
田村町地域は、JR北陸本線「田村駅」駅が最寄りで、町内には長浜バイオ大学や滋賀文教短期大学といった大学のキャンパスがあることが特徴です。
不動産価格の上昇下落を知るためには、平米単価や坪単価の推移に注目しましょう。
長浜市で取引された中古戸建ての平均坪単価の推移を見てみましょう。
2020年の平均坪単価は24万6,923円と、ここ5年で最も低い金額となりました。
長浜市の土地の売買取引相場
2020年、滋賀県長浜市では119件の土地の売買取引がありました。平均の取引価格は800万7,997円、平均面積は83.0坪、平均坪単価は8万2,993円でした。
滋賀県長浜市の土地売買取引データ
取引年次 | 平均売却価格 | 平均坪数 | 平均坪単価 |
2020年 | 800万7,997円 | 83.0坪 | 8万2,993円 |
2019年 | 2,511万5,000円 | 70.0坪 | 11万58円 |
2018年 | 1,581万3,468円 | 128.0坪 | 8万7,542円 |
2017年 | 1,021万2,162円 | 108.8坪 | 10万8,750円 |
2016年 | 1,299万7,968円 | 135.2坪 | 10万3,663円 |
2020年、長浜市の土地売買取引が最も多かったのは本庄町地域で、7件でした。
以下は長浜市で取引された土地の坪単価の推移です。
2020年の平均坪単価は8万2,993円と、ここ5年で最も低い金額となりました。
長浜市の中古マンションの売買取引相場
2020年、滋賀県長浜市では12件の中古マンションの売買取引がありました。平均の取引価格は1,709万909円、平均面積は68.6㎡、平均平米単価は24万7,380円でした。
滋賀県長浜市の中古マンション売買取引データ
取引年次 | 平均売却価格 | 平均平米 | 平均平米単価 |
2020年 | 1,709万909円 | 68.6㎡ | 24万7,380円 |
2019年 | 2,050万円 | 78.8㎡ | 26万7,473円 |
2018年 | 2,750万円 | 90.0㎡ | 30万6,811円 |
2017年 | 1,715万円 | 72.5㎡ | 23万5,162円 |
2016年 | 1,716万6,667円 | 76.7㎡ | 22万5,307円 |
2020年、長浜市の中古マンション売買取引が最も多かったのは平方町地域で、5件でした。
長浜市で取引された中古マンションの平均平米単価の推移を過去5年分見てみましょう。
2020年の平均平米単価は24万7,380円と2018年に比べて約6万円下がっています。
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滋賀県最大の面積を誇る長浜市
長浜市は、「平成の大合併(2010年)」により浅井郡虎姫町・湖北町・伊香郡高月町・木之本町・余呉町・西浅井町が編入されたことで、面積は680.79平方キロメートルと、滋賀県最大の市町村となりました。
人口も、2021年10月時点で11万6,087人と、大津市・草津市に次いで第3位です。
しかし、長浜市の人口は2005年(12万4,498人)をピークに減少が続いています。
長浜市は人口減少の対策として、長期的展望の見直しを図っています。
長期展望ビジョンとして挙げられたのは下記3点です。
- 三大都市圏及び滋賀県南部への人口流出の抑制
- 若い世代の就労、結婚、「妊娠・出産・子育て」の希望実現
- 地域の経営資源を生かした課題解決と地域活性化
市外からの流入を増やしていくより、地元の人に対して、市内へ留まってほしいという意向が伺えます。
長浜市での不動産売却の流れ
長浜市の不動産を売却する際の大まかな流れ解説します。
①不動産査定を不動産会社に依頼する
まずは、不動産がいくらで売却できるのか、不動産の価格査定を不動産会社に依頼しましょう。
売却する理由や希望の売却価格があれば、査定を依頼するまでにきちんと整理し、不動産会社に伝えることができれば、より良いでしょう。
不動産査定の方法は、不動産会社の担当者を物件に招いて行う現地査定をおすすめします。資料や地図上では分からない情報が、現地に行くことで分かることもあります。できるだけ詳細に物件を査定してもらいましょう。
②不動産会社と媒介契約を結ぶ
不動産の査定価格に納得できれば、不動産会社に売却を依頼するために媒介契約を結びます。
媒介契約には、専属専任媒介契約・専任媒介契約・一般媒介契約の3種類があります。
専属専任媒介契約
不動産会社1社のみに売却活動を依頼する契約です。この契約を結ぶと他の不動産会社には売却活動を依頼することができません。また、売主自らが購入検討者を探すこともできません。ただし、売却を依頼された不動産会社は、「レインズ」と呼ばれる不動産事業者同士の物件情報交換システムに、媒介契約の締結から5日以内に掲載することや、売却活動の状況報告も週に1回以上の頻度で行わなければならないことが義務づけられています。
専任媒介契約
専属専任媒介契約と同様に、1社にのみ売却活動を依頼します。ただし、売主自らが購入検討者を探すことが可能です。こちらは、媒介契約締結から7日以内に「レインズ」への物件情報の掲載、2週間に1度以上の売却活動状況の報告が義務づけられています。
一般媒介契約
複数の会社に同時に売却活動を依頼することができ、売主自らも購入検討者を探すことができます。ただし、「レインズ」への登録義務や、売却活動状況の報告義務などはありません。
どの契約が良いのかは売主の状況や不動産によって異なるため、売却を依頼する不動産会社に相談することをおすすめします。
③売却活動
売却活動を依頼された不動産会社が、不動産のポータルサイトやチラシなどを使って、購入検討者を探します。
物件の内見やオープンハウスを開催する場合などは、売主も協力的に動かなくてはならないため、不動産会社とのスケジュール共有などは綿密に行っておきましょう。
④購入申込み・売買契約の締結
購入検討者が現れ、不動産の購入が申し込まれると、売却価格や物件引き渡しの条件についての調整を行います。売主・買主双方が合意に至れば、売買契約を取り交わします。この際、売却代金の5~10%が支払われることが一般的です。
⑤物件の引き渡し
売却する物件に住宅ローンが残っている場合などは、売買契約締結後に完済手続きや抵当権の抹消手続きを済ませます。そして、物件引き渡し当日、残代金の受領と同時に物件(鍵)の引渡しを行い、売却手続きが完了します。
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