滋賀県彦根市で家を建てるとき(新築)・家を買うとき(建売・中古住宅)の知っておきたい・または参考したいポイントを3つご紹介します。それは、①土地の向き・②湖陸風・③彦根市立地化適正計画です。
①土地の向き
彦根市内の主要な道路(湖岸道路・国道8号線)が北東から南西に走っています。そのため彦根市内の分譲住宅地で、南向きの物件は、南西道路というのがほとんどです。南の角地は、一年中、日が当たりやすくなります。反対に、北向きの物件は、北東道路となります。北の角地は、真北になるので、日当たりを確保するために、建物の配置に注意する必要があります。
彦根市内を車で走っていると、道路に対し、平行に配置していない建物を見かけます。
それは一体なぜでしょうか。おそらく真南向きに建物を建築するために、そういう配置にしているものと思われます。
家を建てる・住まいを購入するとき、方角を見る・日当たりを確認するのが大切です。
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② 湖陸風
夏を中心とした晴天の日、湖岸付近では、日中、陸が早く暖まり、湖上の温度が低くなるため湖から陸へ向かって風が吹きます(湖風)。夜間は陸の方が早く冷えるため陸から湖に向かって風が吹きます(陸風)。実際、2017年7月のアメダスを確認すると、日照とともに気温が上がるにつれて東寄りの風が吹き始め、15時ぐらいまで風が吹いています(湖風)。また夕方以降は西寄りの風(陸風)になっていることがよくわかります。湖東では、日中は琵琶湖から陸に向かう南風となるため西寄りの風が吹き、夜間は東寄りの陸風が吹くことになります。一般に湖風の方が陸風よりも強く吹きます。
※琵琶湖ハンドブックより抜粋
よって東西に窓があると建物に風が通りやすいです。
先ほどの繰り返しになりますが
注文住宅を建てるとき、新築建売・中古住宅を購入するとき、方角を確認し、窓の位置を確認することをオススメします。
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③ 立地適正化計画
コンパクトシティという言葉、ご存じでしょうか。
彦根市では、2018年4月(平成30年4月)に立地適正化計画の運用を開始しました。これは、人口減少・超高齢化社会の進展が見込まれる中でも、現在の暮らしやすさや都市の活力を将来にわたって維持することを目的としており、誰もが移動しやすく暮らしやすいコンパクトな都市の実現に向けて取り組むための計画です。
彦根市立地適正化計画では、市街化区域内において医療・福祉・商業等の都市機能を誘導する「都市機能誘導区域」と、人口密度を維持するため居住を誘導する「居住誘導区域」を設定するとともに、都市機能誘導区域ごとに立地を誘導する誘導施設を設定し、コンパクトシティ推進のためにさまざまな誘導施策を講じることとしています。
今のところ、不動産取引に大きく影響していることは見受けられないですが、土地選びの参考にするべき指標でしょう。彦根市役所のホームページで確認できます。また、ぜひともハザードマップも確認しましょう。
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